いちごへの想い I Love strawberry.
信州駒ケ根いちご園のイチゴがおいしい理由
- 真冬でも十分な日照で、しっかりと糖分が蓄えられます。
- 昼夜の寒暖差が大きいので、4月以降も実が締まります。
- 中央アルプスからの水に恵まれています。
収穫期間中は、できる限り農薬を減らし過剰な肥料を施さないよう、いつもチェックしています。 |
---|
肥料を与えすぎると株が軟弱になり、味にエグみが出てしまいます。天候とイチゴの状態を見ながら毎日チェックをしています。 イチゴには感染すると治らない「炭疽病」、実を台無しにする「ウドンコ病」など、しっかりとした予防対策をとるべき病気や害虫がいます。育苗から開花までに積極的な予防をし、収穫期間中はつとめて農薬使用を減らしています。 防除履歴はこちら |
ハウス毎に室内環境をモニタリングし、いちごとの対話に役立てています。 |
---|
いちごが十分に力を発揮して美味しい実をつけるよう成育環境のモニタリングをしています。1カ月~2カ月先の成育状態を想像しながら目の前にあるいちごの株を観察し、ハウス内の温度、CO2濃度などの微調整を日々行っています。 |
自分で食べて美味しいイチゴを |
---|
いちご園の仲間たちは美味しいイチゴが大好きです。寒い冬の早朝から収穫・選果・包装と頑張れるのも、また春の30℃近くなるハウス内で汗をかきつつ手入れをするのも、みんなイチゴが好きだからです。 これからも沢山の工夫をしながら、美味しいイチゴをお届けできるように努めてまいります。 |
初めまして。信州駒ヶ根いちご園の春日です。
イチゴって素敵で不思議です。食べ物としても植物としても。
甘酸っぱくて毎日食べても平気です。ジャムでも美味しく、アイスクリームに入ってもよく、ショートケーキにのっている姿もきまってます。見かけるとなぜか食べたくなってしまいます。ちょっと贅沢で楽しい気分が味わえるからなんでしょうか。
私達のイチゴ
ヘタまで赤く染まった完熟で食べるのがベストタイミング。でも完熟の果物は柔らかくなるのが普通です。
イチゴも同じ。ところが実は締まっているほうが食感は良いです。
完熟でも実が締まっていて濃厚な味わいが楽しめる。そんなイチゴに仕上がるように頑張ってます。
冬でも採れる栽培(促成栽培)
イチゴはバラ科の多年草で、冬の間は休眠して過ごします。ですから露地栽培では5月ごろがイチゴの旬になります。
でもそれではクリスマスケーキにのせるイチゴが採れません。そこでビニルハウスの中でうたた寝をして春まで過ごしてもらいます。うたた寝くらいの浅い眠りなら次々と花を咲かして実をつけてくれるからです。
うたた寝の最中は花を咲かせますが、株としての活動は鈍くなります。
真冬は日照時間が短いので光合成による栄養補給もままならず、沢山ついた実を美味しくする負担がすごくかかります。
新葉のでるスピードは遅く、葉のサイズは小さくなり、株を支える根にも栄養が回らないので触るとグラグラと揺れます。
放っておくとストを起こして実をつけなくなるので、温度・栄養・二酸化炭素などを調整してイチゴができるだけ疲れないようにお世話をします。こうした栽培管理は「促成栽培」と呼ばれています。
信州駒ヶ根はイチゴ栽培の好適地
真冬に美味しいイチゴを収穫するには、十分な日射量が必要です。駒ヶ根は全国有数の年間日照時間があり、冬季も晴天が多いのが良いところです。5月になって日中は汗ばむ陽気でも夜温が下がるのでイチゴが消耗しにくく、美味しさが続きます。空気は澄み、アルプスを源とする水が得られます。
ちょっと困るのは冬場の暖房代がかかることでしょうか。
好きなイチゴのためならば
私達の仲間は美味しいイチゴのためならば、ついつい頑張ってお世話をしてしまう人ばかり。古くなった葉をとり、要らない花・実を摘む作業を半年間の収穫期間中を通してずーとやってます。そうした方が絶対に美味しくなると知っているからです。やっぱり、美味しいイチゴを育てるのは楽しくてやりがいがありますね。
公開日: 最終更新日:2015/12/13